安い部位から高級食材まで。庶民にも愛される魚「マグロ」

さて、海の幸について紹介するにあたって、まず一番初めに取り上げるのは、世界中で日本が最もその消費量が多く、刺身や寿司として非常に多くの人に愛され続けている海産資源である「マグロ」についてです。様々な種類はいますが、全体的に見てマグロは大型の回遊魚で、世界各地を泳ぎ回っています。このマグロは「泳ぐのを止めない」種類の魚で、昼夜を問わず、眠っていても泳ぎ続けるというとんでもない運動量が故に、筋肉の部分は締まって美味しく、脂がのっているためにとても愛される食材であります。その泳ぐスピードはなんと70キロ毎時を超えるというのですから、なんとも驚愕の一言でしょう。そんなマグロとして、主に日本で食べられているのは恐らく三種類のマグロだと思います。まず1つ目は、「ホンマグロ」。このマグロは他のマグロよりも大型で稀少であるため、特に高級な食材になりがちです。一般的なスーパーなどで売られているものというよりは、寿司屋などの専門店で味わわれることが多いでしょう。そしてもう一つは「クロマグロ」で、恐らく家庭で一般的に並ぶのはこちらのものになるでしょう。ホンマグロに比べると小型ではありますが、魚全体で見れば大型魚の一種で、特に赤身などが美味しいマグロであります。そして最後は「ビンチョウマグロ」。このマグロは他のマグロに比べて身の赤色が薄いのが特徴で、その反面で「生臭さ」といいましょうか、潮の臭いは他のマグロよりも少々強く、クセが強いマグロであると言えます。よく寿司屋などで提供される「ビントロ」とはこのビンチョウマグロのトロのことで、普通のトロや赤身とは又違った美味しさが評価を呼んでいると言えるでしょう。さて、そんな日本人に大人気のマグロですが、近年このマグロに危機が迫っていたことをみなさんはご存知でしたでしょうか?他国の動物保護団体から、日本のマグロの漁獲量が多く絶滅の危機に瀕しているという理由で漁獲や輸出を規制しようという流れがあったのです。結果的にはその他の国の賛同を得られずに規制されるには至りませんでしたが、日本の代表的な味覚ですので、ぜひそういうことがないことを祈りたいですね。イルカにせよクジラにせよ、日本はしっかりと漁獲量を定めて漁業をしていますので、実際には絶滅の危機などということはありませんから、遠慮せずに食べるようにしましょう。

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